挿し木桜の芽吹きと寒肥

 


二月にしては高温の日が多かった影響でしょうか。早くも下の方の芽が緑になってきました。あと一週間もすれば展葉してきそうな勢いです。南向きのベランダで日当たりがいいおかげでもありますね。


今日は予告していた通り、寒肥兼芽出し肥としてバットグアノを撒いていきます。園芸用のカップに使いたい量の肥料を盛って、いざ外へ。


コンビニでもらえるこのフォーク型スプーン、なかなかに便利です。スプーンで肥料を掬って土にサラサラ、先端のフォーク部分で混ぜ混ぜ。用土は中粒赤玉と鹿沼土なので、軽く混ぜるだけで容易に漉き込むことができます。



ついでに水やりをして作業終了。


桜の植え替えは見送りました。

というのも、前日に考え直すきっかけになる出来事がありました。その日はムクゲの挿し木を植え替えたんですが、見事に調子を崩させてしまったのです。


彼らはもともと去年の10月に挿したもので、落葉後室内越冬させていたところ予想外に早く芽吹いてしまいました。元気に芽吹いてくれたのはいいものの、枝葉が混み合ってきていました。

このままではまずいと思い、気温が上がってきたタイミングで掘り起こしてみたところ、白くて太い根が少量という有り様でした。



細根がなく全然土を掴んでいません。鉢底を叩いてできる限り優しく掘り起こしましたが2本ほど折れた根が見つかりました。ムクゲの根がこんなに脆いとは知りませんでした。

陽当たりのいいベランダで作業していたせいか、ポットに植え付けて数分もしないうちにくてんと項垂れてしまいました。慌てて日陰に移動させ葉水を与えます。


しばらくは朝夕2回の水やりという、挿し木と同じ管理が続きそうです。最悪葉を刈るなり枝を半分に切り詰めるなりすれば、本体まで枯れることはないでしょう。


ムクゲはまだいいとして、同じことが桜にも起こったら、繊細な桜は枯れる可能性が高いです。


──このような経緯で、桜の植え替えは来年に持ち越しになりました。そもそも植え替えって、植物にしたら内臓弄られているみたいなものですからね。本来しないで済むに越したことはないのです。

土を掘ってみた感じコガネムシの幼虫は居なさそうですし、焼成赤玉土と超硬質鹿沼土のお陰で水捌けは抜群。鉢の大きさも今年いっぱいの根張りには十分な大きさです。成育上特に支障はありませんので良しとします。


今後芽吹いてくると水やりのタイミングがガラッと変わります。水切れで枯らさないよう、よりいっそう注意深く見守っていきたいですね。



コメント

  1. なんとコッチに桜関連の記事が!?

    植え替えの失敗をするとトラウマが生じる… わかりますよぉ、とてもとてもマジでガチで…タイムリーなのでw

    それにしても画像で見ると "よひら桜" さんよく伸びてますね〜😮 やはり肥料の与えすぎによる徒長でしょうかね…

    返信削除
    返信
    1. 桜のお話はこれからも“枝垂れ桜”タグに追加していくので、気が向いた時にでもまた覗いてみてください♪

      トラウマ⋯⋯うう、そうでしたね⋯⋯ 。
      焼成赤玉土とザル育成を推した手前、枯れちゃったのを知って地味に凹んでたんですよ。もう一方の子の芽吹く姿を見た時は感動がひとしおでした。立派になるんだよ、お嬢⋯⋯!

      挿し木一年目はとりあえず「生きていてくれてありがとう⋯⋯(泣)」状態でしたから、好き放題に伸びていただきましたw
      元気に育っているとしたら、さくたろうさんのブログのお陰です🌸
      徒長は⋯⋯どうなんでしょうね??
      親木の似たような太さの枝と節間は同じくらいで、場所により長めかな?って感じです。栽培経験が浅過ぎて判断がつきません⋯⋯(笑)。

      削除
    2. たしかに挿し木の1年目は「頑張って生き延びてくれ〜!」に専念ですね〜。特に初めてのチャレンジとなると気持ちとしてもそんな一心にもなります🙂 あの頃のそんな初々しさがだんだんと消え失せつつあるワタクシ…←今年はいきなりザル育成のブースト挿し木をしてやろうと思っている輩…😅

      三本線を推して頂いたのは本当に感謝感謝なんですよ✨️ よひらさんのお話がなかったらたぶん、この先しばらく見向きもしていなかったと思うので。
      たしかに1本枯らしてしまいましたが、むしろ早々とその経験をしたことはこの先の自分の育成にとってすでに財産です。混合土に対してもこれまでなんとなくのイメージだったのが、今や、より一層理屈的に考えるようにもなれましたし、水やりのタイミングにしても「乾いた」だとか「サスティーが」だとかでなく、使っている土の特徴やそれによる環境、そして植物の性質も意識した上で判断するようにもなれましたし、それらがあってこその、もう1本の植え替えチャレンジにも繋がりましたし😊

      徒長に関しては、焼成赤玉の保肥力の低さと高濃度の肥料(チッ素過多)との関係で徒長しやすいというのはあると思います。保肥力が低い分根がじわじわと吸収していかずに、流れてきた肥料をダイレクトに吸収する状況にあるんですよね。特に乾いているときのそれは、根も「ヒャッホー水じゃ肥料じゃあぁ!!」と飢えた盗賊のようにガッツリと奪った上でのことなので効きすぎてしまいやすく、それでチッ素が多いと徒長しやすいという仕組みですね。それを防ぐために、一度水だけを与えてヒャッホーな根を落ち着かせ、そして液肥を混ぜた水を与えるという方法もあったりします🙂

      とはいえ枝垂れ桜ですしね〜、ひょろっとしているのも特徴だと思いますし、伸びるからこそ根がしっかり張るというのも徒長を活かした育て方でもありますし🙂 ここからよひらさんがどのような樹形を作っていくのかかなり楽しみです✨️

      削除
    3. 財産になったとのお言葉、救われる思いです⋯⋯。今年は久々に緑枝挿しもされるとのこと、さくたろうさんの桜育成術はますます玄人を極めていくのでしょう。私も微力ながら背中を追いかけていこうと思います🌱

      節間の間延びは土と肥料のせいもあるだろうし、屋内管理で日照不足だったのもあるし、あとは針金かけしたからじゃないかなーと思っています。
      こう⋯⋯説明し辛いんですが、針金を巻きつけたところとそうじゃない境目って、桜が少しでも針金から逃れるみたいに節間を伸ばすんですよ。考えてみれば何かに巻きつかれているのって、桜からしたら鬱陶しいことこの上ないですもんねw

      ヒャッホーな根wwなるほど、二段階水やりはとても合理的ですね!
      様子を見て調整しつつ、同時にゼオライト混ぜたり有機肥料多めにしてみたり、将来的には液肥だけに頼らない方向を目指したいです。

      目下の悩みはこれから生えてくるであろう下枝をどう扱うかなんですよね。傘状に仕立てるのに地際の枝は使わないし、放っておくとそのまま地面を這うだけなので。十分な長さが取れそうなら挿し木するか、枝伏せで取り木でも仕掛けてみようかなーと妄想したり。

      ブログでこちらの様子をお見せできるようになったことで、図らずもますます助言をいただいてしまって、ありがたいやら申し訳ないやら⋯⋯。また行き詰まったらお世話になるかもしれません(笑)。

      削除
    4. あー針金!
      これは針金を嫌がっているというよりは、頂芽優勢の法則が徒長させている可能性もあるかもしれません🤔 先の方まで針金をかけてそこに曲ができると、桜はその部分をてっぺんだと認識することがあるんです。てっぺんを伸ばそう伸ばそうとそこに優先してエネルギーをどんどん送り込むので、その勢いで徒長して伸びるというやつです。

      屋内管理で日照り不足の場合、それが窓際だったりすると、外の光を獲ようとして徒長しやすかったりも。

      そして鉢の大きさですね。もし、まだ苗が小さいうちから大きめの鉢に植えていたとすると、これも徒長しやすいです。それを『鉢が勝っている』と言うのだそうですが、根が際限なく伸びることができるので、そのぶんだけ枝も伸びようとする性質が働きます。

      もしかしたら、こういったきっかけと3倍の肥料とが相まってぐんぐん伸びたのかもしれません🤔

      下枝をどうするか、
      どういった樹形にしていくかによりますけど、幹を太らせていくのであれば、下枝は犠牲枝としてしばらく伸ばしておくのが良いと思いますよ♪犠牲枝に水分や養分を送らなくてはいけなくなるので必然的に幹が太ります🙂

      いいな〜下枝😮

      削除
    5. へー!そんな現象が起こるんですね!確かに激しく曲がりをつけた3箇所の節だけが他より5mmくらい長いです。一応頂芽が一番上に来るようにはしていたんですけどねー⋯⋯。

      『鉢が勝っている』というのは初めて聞きました!
      苗に対して鉢が大きすぎる→土中がいつまでも湿っている→根の呼吸のサイクルが落ちる→根の成長が悪くなる&根腐れの危険性UP→地上部も育たない
      ⋯⋯みたいな感じで、むしろ鉢が大きいと育たないとすら思ってました。今回に限っては素焼きの浅鉢に焼成赤玉土と鹿沼土、さらに鉢の側面に植わっていることで酸素を取り込みやすかった──とかですかね?実際掘ってみた感じ、中央には根がないのに、素焼きの側面にはびっちり根がへばりついていましたし。

      去年の巨大化は私にとっても予想外の謎でしたが、お話を伺っているうちに真相に近づけた気がしました。ありがとうございます✨

      室内で日照不足ではありましたが、それを逆手に取って、伸びて欲しい方向に窓側が向くように鉢をぐるぐる回していましたw
      その甲斐あってか、10月末頃には新しい枝まで極端に矯正する必要がなくなり、節間の伸びも抑えられた印象です。加えて外に出すようになってから、液肥の頻度も週一に減っていたというのもありそうですね。

      確かに太らせたいなら、下枝はしばらく残しておくのが良さそうですね!
      とはいえ仰った通り頂芽優勢の性質がありますし、先端ほど伸びることはないんじゃないかなーと予想しています。

      いずれにしろ、今年一年の育ち方を要観察ですね。枯らさないように頑張ります🌱🌱

      削除
    6. 苗に対して鉢が大きいことのリスクは仰る通り、吸い上げが少なく乾きにくいといったことが一番よく言われていますが、つまり酸欠になるということでこれが徒長に繋がるんです。水分不足であれば根がどうにか水にありつけようと伸びるのですが、酸欠の場合は「根が使えないから光合成でエネルギーを獲ねば」という生存システムに変わり、エチレンが作用して一層光を求めて伸びる体制に。それで徒長するという感じです。だからそういった徒長は根が伸びない(酸欠なので伸ばせない)ので、太らずひょろっとした様子になっていくという🤔

      しかし同じ酸欠でも自分の場合は例の通り枯れました。前述したことと何が違うかというと、鉢のサイズなんですね。小さな鉢と違って大きな鉢は『逃げ場』がある可能性を見込めます。乾きにくいといってもビチョビチョの状態でない限り内側よりも外側の方が先に早く乾くわけなので、大きな鉢の方が比較的その差が生じやすくそこが辛うじて逃げ場になったりもします。毛細管現象で水分が乾いた方に浸透していきますが、それでも最後に浸透していくのは外側です。土玉のサイズも全て均一というわけではないのでムラもできやすいです。「大きな鉢は水やりが難しくなる」とよく耳にしますが、しっかりと水を与えないと土全体を同じ状態にするのが難しいからという、これもまた同じく大きい鉢ゆえの理由であり、更にそこに小さな苗というのは、まだ根が鉢の全体に伸びていないので水分や養分のムラが起きやすい大きな鉢では偏った環境となり、しっかり育ちにくいという理由もあります。

      徒長して、葉を大きく広げ光を多く獲られる環境に辿りつき、そこでしっかり光合成が出来るようになれば水分の消費が増え、やがて酸欠解消に至ると、今度はそれだけ育った茎や葉を維持すべく根が伸びます。大きな鉢だとガンガン伸びるわけで、特に桜は下方向よりも横方向に根を広げる特性の持ち主なので、大きな鉢は「ひろーーい!嬉しい〜😋」でしょうね♪

      よひら桜さんの徒長の原因がそうだったかどうかは別として、苗に対して大きな鉢と小さな鉢との小噺でしたw
      何かを立てると一方が歪んで、それを改善すると今度は違うところが歪んで… 人工的に環境を整えるってのは鉢植えでもそうなのかよと思わされます🙄 地植えって凄い

      削除

コメントを投稿