【二本線か三本線か】硬質赤玉土と焼成赤玉土の違い【鉢植え樹木の土選び】
一月二月といえば植え替えシーズンですね。私も暖かい日を狙って作業をちょこちょこ進めています。今回は土のお話です。
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昨年桜の挿し木を育てるにあたって、今まで使ってこなかった高級用土を導入しました。
それが焼成赤玉土(中粒・大粒)です。
焼成赤玉土とは
別名「超硬質赤玉土」「三本線」とも呼ばれています。読んで字の如く焼きしめた赤玉土を指します。通常の赤玉土に比べ硬質で、高温で焼くことにより無菌になります。
今回は焼成赤玉土について、半年間使ってみて分かったメリット・デメリットを述べます。
上から水をやった次の瞬間にはサーッと鉢底から抜けていきます。
硬質赤玉土に比べ乾くのが早く、その分水やりの回数が増えます。水やり回数が増えるということは根の呼吸の回数が増え、結果的に成育が促進されるということです。よって、以下のような植物の栽培に特に向いていると感じました。
・鉢土が乾きづらい室内管理の植物(観葉植物など)
・保水性と排水性の両方を求める植物(桜など)
発根して1ヶ月程度の桜の挿し木苗に対し、通常の3倍に希釈した液肥を毎日与えていました。全く問題ありませんでした。
新品の状態では指で潰そうとしても潰れません。コンクリートにぶつけるとカチカチと音がします。半年経つと、指に力を入れれば潰せるくらいに劣化します。一方で故意に潰そうとしなければ問題なく粒状を維持していました。
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| 同じ中粒ですが、硬質赤玉土は保管しておくだけでも崩れるせいで、全体的に細かくなっています。対照的に、焼成赤玉土は綺麗な中粒を保っています。 |
それまで使っていた硬質赤玉土(二本線)は、普通の赤玉土よりは潰れにくいものの、1年後には半分くらいは微塵になっていました。樹木類の植え替え頻度は2年毎が理想ですので、もう少し長く形をキープしてくれる土を求めていました。
これはですね、分かってはいたものの正直舐めていました。先述した「②用土の乾きやすさ」と同義なんですが、本当にすぐ乾いちゃうんです。二本線とは水やりの頻度が違い、慣れるまで少し時間を要しました。
上記の理由から鉢のサイズが3号以下のもの、特に紫陽花のような水大好き系の植物には不向きでした。
昨年秋に西洋アジサイ、ヤマアジサイの2鉢がコガネムシの被害に遭い、やむなく植え替えをしました。その際に超硬質赤玉土・日向土をメインに使い鉢のサイズを1号下げたのですが、水切れを頻発させ多くの葉にダメージを与えてしまいました。
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写真のように、アジサイ類はジュートでマルチングすることで凌いでいます。が、硬質赤玉土に比べ乾きが早いことに変わりはありません。次の植え替えでどの土を使うかは検討中です。
一袋(14L)で1,350円(2026年1月現在)します。現状では製造元のプランティーションイワモトさん(自社サイト・楽天市場公式ストア・Yahoo!ショッピング公式ストア)から取り寄せるしかなく、送料もかかるため気軽には手を出しづらいです。私も存在を知ってから一年強は悩みました(笑)。桜を育てることにならなければ今も買っていなかったかもしれません。
あくまで消耗品ですから仕方ないですが、超硬質赤玉土といえど永遠に保つわけではありません。体感で寿命は2〜3年程度だと思いました。
桜を育てている私にとっては買って大正解の製品でした。一方で鉢植えの大きさ、数、植え替えの頻度、育てている植物によっては、必ずしも超硬質赤玉土を使うのが正解とは限らないのも事実です。
「高いから良い」ではなく、自分の園芸スタイルに合った土選びをしましょう。
この焼成赤玉土、販売は14Lからが基本ですが、実は5Lで700円の商品も存在します。
もちろん割高にはなりますが、いきなり14Lを買うよりは手を出しやすいです。試してみたい方はこの5Lから買ってみるのもアリだと思います。
以下にざっくりですが粒のサイズ別用途を書いておきます。サイズ選びに迷った方の参考になれば嬉しいです。
細粒 挿し木、盆栽
小粒 盆栽、草花、樹木
中粒 樹木
大粒 ゴロ土として
ちなみに、粒が小さいほど保水性が上がり、大きいほど水捌けが良くなります。
それでは、良き園芸ライフを!



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