枝垂れ桜の挿し木記録①(2025/05/08-06/17)


前置き

今年の初夏、人生で初めて挿し木に挑戦しました。

つけていた記録を元に、約半年間の道のりをここに残しておきます。これから桜の挿し木に挑戦する方の参考になれば嬉しいです。

さて、まずは結果からいきます。


結果

6本中2本が発根、うち1本が活着


使用したもの

・メネデール
・ルートン
・割り箸
・切れ味のいい刃物
・プロトリーフ「さし芽・種まきの土」
・6号の素焼き浅鉢
・米びつ用プラケース


参考にしたサイト(敬略称)


以下に経緯を記します。なお、思い込みや経験不足から間違った処置を施している場面も多くみられますが、できるだけ当時のままの文章を記載します。具体的な反省点と考察は最後に述べます。


記録

 2025/5/08

エドヒガン系枝垂れ桜の挿し木開始日


右側が枝垂れ桜で、左側は枝垂れ梅である。枝垂れ梅についてここで詳しくは書かないが、結論から言うと失敗した。こまめな霧吹きや灌水が足りておらず、2週間と経たず半減した。

桜については画像の通り、全部で6本の挿し穂を作った。米びつケースに入れて密閉挿しを試すことにした。用土はプロトリーフの「挿し芽種まきの土」を使い、6号の素焼き浅鉢にまとめて挿した。

切り花を保たせるコツはメネデール水に浸けることと水切りすること。この知識を活かしメネデール水に30分ほど浸けたのち、水の中で切り口を楔形に整えた。

枝が細すぎて鋏だと切り口がなかなか綺麗にならなかったから、最終的によく研いだ包丁で削った。包丁片手に玄関先でしゃがみ込む姿などは、側から見たら完全に不審者である。誰にも見られなかったのが幸いだ。

霧吹きをサボると傷んだ葉の匂いがする。密閉挿しであっても葉裏への霧吹きは重要であることがわかった。


2025/05/13


一本だけ葉の茶枯れを起こしているものがある。あと3日ほどしたら脱落しそうだ。 相変わらず萎れた葉の臭いが薄らするが、葉そのものは張りがある。


2025/05/17


桜の脇芽が膨らんできているのは気のせいではないと思う。こんなに早く芽を動かされては、発根できずに枯れる可能性がちらついて怖い。嫌な予感がする。


2025/05/20


一本根元が黒ずんだので抜き、切り戻しと消毒をして挿し直した。地上部は普通に元気で新芽も動いていた。梅と同じで水やりすると一気に調子を崩す。他のものも埋まっている部分の腐敗が心配だ。これから表面が乾くまで水やりはしないことにする。


2025/05/23


15日目にして4/6本となった。先日切り戻した穂は駄目だった。前から色が悪かったものも今朝見たら根元が黒ずんでいた。奥の長めの穂も処分しようかと掘り上げたら、切り口の上半分にカルスができていた。下半分が茶色く腐っているように見えたので0.5mmほど削って挿し直した。

差し直した穂は芽の動きが微妙だったので掘り上げたわけだが、一応カルスはできかけていた。一週間ほど枯らさずに保たせられれば希望はある、と思いたい。

芽の成長度合いからして手前の3本はカルス形成が順調で、もしかしたら発根も始まっているのかもしれない。

挿し直したときに逆方向にしていたことに気づきもう一度掘り上げ元の向きにした。逆向きだと葉裏への葉水が非常に困難だったからである。しかし昨日と違い白かったカルスが切り口諸共茶色くなっていた。もうこの穂は駄目かもしれない。


2025/05/26



2025/05/27


水遣りすると一気に新芽が動く。やはり水の要求量が上がったと感じる。


2025/05/30


22日目。削った挿し穂は新芽が動き出した。まだやる気はあるらしい。となると茶色い部分に元々問題は無く、削った意味も無かったのかもしれない。このまま無事発根してくれるといいのだが。


2025/06/04


桜は恐らく全て活着した気がする。軽く引っ張ると抵抗があり、周囲約1.5cmの土が盛り上がる。2枚目の写真の2本については枯れ込んだ切り口を鋏で切り詰めた。その際捻るように軸を動かしてしまったせいで新芽を萎れさせてしまった。すぐ元に戻るとは思うが悪いことをした。


2025/06/09

一番長い新芽は4cmまで成長した。切り詰めた2本のうち左はカルスができかけているが右は少し切り口が黒ずんでいる。ギリギリすぎたか。新芽は成長しているのでどうにか頑張って傷を塞いでほしい。


2025/06/14

昨日から葉水をやめた。毎朝水をやってから10分ほど外に出し再びケースに戻す、というふうにしてみた。4本のうち特定の2本だけが萎れ、夕方になると回復する。この2本が萎れなくなったら本格的に外に慣らしていこうと思う。


2025/06/16

密閉挿しのケースに肘を当ててしまった衝撃で一本の挿し穂の葉が落ちた。文字通り丸裸だ。掘り上げてみると黒ずんで発根していなかった。もう一本怪しそうなものも未発根で腐りかけだった。この2本は外に出すと著しく萎れていたものである。萎れやすかった原因は根がなかったかららしい。



画像のように萎れなかった2本だけが発根していた。2つ目のものは掘り下げる際プッ、と嫌な音がしたので、もしかしたら一部の根を千切ってしまったのかもしれない。悪いことをした。こちらは慎重に埋め戻し様子を見る。



2025/06/17


左下二本の未発根挿し穂の最後の勇姿を納める記念撮影だ。

処分した梅の代わりにヤマアジサイとホンアジサイの挿し木を入れてみた。外の挿し木と並行して育ててみようと思う。


https://www.blogger.com/blog/post/edit/8544608363909537853/3809872606957443865に続く

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